遺伝に関係なく身長は伸びる?子供の身長にまつわる噂の真相 | チルコレ

記事公開日: 2018/01/08
最終更新日: 2019/09/18 Tatsuo

遺伝に関係なく身長は伸びる?子供の身長にまつわる噂の真相

うちは両親ともに背が低いし、子供の身長が低くなるのは当たり前!と決めつけている人はいませんか。本当に子供の身長は遺伝で決まってしまうのでしょうか。
知らずに後悔しないために、子供の身長にまつわる噂の真相を解説します。

  • 目次

子供の身長は完全に遺伝なの?

子供の身長には遺伝が影響していると昔からよく言われますね。実際にはどうだと思いますか?

遺伝の影響は、やはり少なからずあるようです。子供の最終身長を両親の身長から割り出す計算式も存在しています。

    <男子の場合>

  • (父親の身長+母親の身長+13)÷2+2
  • <女子の場合>

  • (父親の身長+母親の身長ー13)÷2+2

 

お父さんお母さんの身長から、お子さんの最終身長を計算した次は、おじいちゃんおばあちゃんの身長も当てはめて計算してみましょう。

お父さんお母さんは、その身長通りに成長しているでしょうか。

実際の身長と計算で出てきた数値が違っているという方も多いでしょう。このように、身長が遺伝だけで完全に決まってしまうということはありません。

同じ親から生まれた兄弟でも、身長が全く違う兄弟も実際にいますよね。同じ親から生まれたのに、同じ環境で育ったのに、なぜ身長に差が出てくるのでしょうか。

その理由を探りながら、遺伝以外で身長に影響するものを紐解いていきましょう。

どうしたら身長が伸びるの?


そもそも、身長が伸びるというのはどのような仕組みなのでしょうか。

身長の伸びには骨端線が重要


身長が伸びるということは、“骨が伸びる”ということです。骨が伸びるといっても、骨自体がぐーっと伸びるわけではありません。

骨の端の部分と骨の中央部を繋いでいる、“骨端線”と呼ばれる軟骨部分が伸びるのです。子供の骨には骨端線が多く見られますが、成長し大人になると骨端線が閉じて見えなくなります。

一般的に骨端線は、男子で17歳〜18歳女子で15歳〜16歳の間に確認できなくなるようです。骨端線がなくなると、身長はそれ以上伸びることがほぼありません。骨端線のある子供のうちが、身長を伸ばすチャンスなのです。

骨端線に作用する3つのホルモン

骨端線には3つのホルモンが作用します。「成長ホルモン」「甲状腺ホルモン」「性ホルモン」の3つです。

成長ホルモン

「成長ホルモン」は身長を伸ばすために最も必要なホルモンと言えるでしょう。脳下垂体から分泌され、肝臓や骨に働きかけ、“ソマトメジンC”という物質を分泌させます。

この物質に骨が反応し、骨端線と呼ばれる軟骨部分が増殖し骨が伸びるのです。

甲状腺ホルモン

「甲状腺ホルモン」は、その名の通り喉にある甲状腺から分泌されます。新陳代謝を活発にするホルモンなので、骨の代謝も活発にしてくれるホルモンです。

骨の代謝が活発になると、骨の密度が増し骨端線の伸びを促進します。身長の伸びに大きく影響のあるホルモンです。

性ホルモン

「性ホルモン」とは思春期になると、男女ともに多く分泌されるようになるホルモンです。性ホルモンが身長に与える作用は、身長の伸びを加速させる作用と、骨を大人の骨へと固めて成長を止める作用の2つがあります。

大人になると骨端線が確認できなくなるのは、この性ホルモンの影響です。そのため、性ホルモンの分泌が盛んになる思春期を迎えると身長が一気に伸びますが、終えると身長が伸びなくなってしまいます。

これらのことから、「成長ホルモン」「甲状腺ホルモン」の2つをうまく分泌させること、「性ホルモン」の分泌をできるだけ遅らせることが、身長を伸ばす鍵と言えます。

そのためには、骨端線が見えるうちに、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

遺伝をカバーするために気を付けるべきポイントは?

同じ親から生まれた兄弟でも身長に違いが出てくるのは何故か、という話に戻りましょう。同じ遺伝子を受け継いでいるのに、身長に差が出るのはどうしてでしょうか。

それはずばり先ほど紹介した、成長ホルモンと甲状腺ホルモンの分泌量が大きく関係しています。

同じ環境で育っていても、食べる量も違いますし、好き嫌いも違いますよね。運動量や睡眠量が全く同じという兄弟も、なかなかいません。

そのような生活習慣や摂取する栄養の違いが、身長の差を生み出します。もちろん、病気や体質が原因で、成長に違いが出てしまう、という場合もあるでしょう。

病気や体質以外で、遺伝に左右されず身長を伸ばすためには、どのような生活習慣や栄養素が大切なのかを以下にまとめました。

成長ホルモンの分泌に大切なのは3つの生活習慣

成長ホルモンの分泌には、「運動」「睡眠」「栄養」の3つの生活習慣が大切です。

運動

適度な「運動」は成長ホルモンの分泌を促します。運動開始15分後から運動終了後3時間までが、多くホルモンが分泌される時間です。

また、ジャンプなどの運動は骨端線に刺激を与えます。運動すればお腹も空くので、栄養を摂取しやすくなったり、程よい疲労感がよい眠りにもつながったりします。

運動が苦手、外遊びが好きではないなどの理由から、室内遊びばかりしているのはよくありません。程よい日光浴は、骨形成に重要なビタミンDの生成にもつながります。外遊びも取り入れ、体を動かす習慣をつけましょう。

睡眠

質の良い「睡眠」も成長ホルモンの分泌に大切です。成長ホルモンは眠りについてから2〜3時間に多く分泌されると言われています。

眠りが浅い、睡眠時間が十分に取れないなどの場合、分泌量が少なくなってしまうでしょう。また、夜間暗くなるとメラトニンというホルモンも分泌されます。メラトニンには性ホルモンを抑える効果も。

寝る前には脳に刺激となるテレビやスマホなどの画面を見ず、部屋を暗くし、ゆったりした気持ちで寝られるような環境を整えてあげましょう。

栄養

成長ホルモンの分泌を促進する「栄養素」であるアルギニンを意識して摂取してみましょう。アルギニンは鶏肉や豚肉などに多く含まれています。

しかし、成長ホルモンを分泌するだけの摂取量を食事から摂るのは難しいので、サプリから摂るのがおすすめです。その他にも、カルシウムやマグネシウム、タンパク質など骨を作る栄養素もバランスよく摂りましょう。

偏食や好き嫌いが多い子には食べやすいように工夫したり、サプリから栄養をサポートすることも考えてみてください。

調べてみると、偏食がちの子やスポーツを頑張る子など、お子さんそれぞれに向けたサプリメントがたくさん見つかります。

比べようにも数十種類も見つかってしまい、予想以上に数が多いので

下記の記事ではサプリメントの数々をコスパ口コミ評判なども踏まえてタイプ別に比較しています。

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甲状腺ホルモンの分泌を促す栄養素

甲状腺ホルモンの分泌を促す栄養素である、”ヨード“や”ビタミンB群“も意識して摂取しましょう。

ヨードはワカメや昆布などの海藻類に多く含まれます。しかし、ヨードは過剰摂取すると、逆に甲状腺の機能を低下させるので摂取量に注意しましょう。

一気に食べるのではなく、味噌汁やサラダに混ぜる程度でOKです。ビタミンBは大豆や玄米、豚肉に多く含まれます。子供の好きなお肉料理などから摂取するのがおすすめです。
”亜鉛“も甲状腺の機能を正常化してくれます。

亜鉛も牡蠣や煮干しに多くに含まれますので、積極的に摂りたいですね。

性ホルモンの分泌を遅らせるには

骨端線が見える期間をできるだけ長く、つまり成長期を長くするためには、思春期の到来をできるだけ遅くさせたいものです。

特に気をつけたいのは肥満。肥満がコレステロールを増加させ、性ホルモンの分泌を早め、思春期を早めに到来させてしまいます

子供が肥満にならないようにするためには、バランスよく食べること、睡眠不足にならないこと、適度な運動をすることが大切です。やはり、身長を伸ばすためには、基本の生活習慣を整えることが重要なのですね。

まとめ

子供の身長は親の身長の影響はもちろんありますが、そればかりでは決まらない部分も大きいです。

遺伝だからと諦める必要はありません。骨端線が確認できるうちであれば、まだ伸びる可能性は十分あります。

成長期の今だからこそ、生活習慣の見直しを基本に、できることをひとつひとつやってみましょう。

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